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Re:Start その1 [壊れたライダー・再始動]

Re_Start-1-1019-mini-mini.jpg


1997年7月。
アクロスを使った片腕での運転テストも無事に終了。
右腕の検査結果も良好なので、
一念発起!
ここから本当の『ライダー復活』が始まります。


この頃の右腕は肘が僅かに動くものの、それ以外は未だ不動のまま。
出来るのは『右肘を一直線に伸したままにすること』のみです。
しかし、これが出来ると、
短距離なら、エンジンを始動せずにバイクを押せます。

という訳で、
『限定解除試験に挑戦します!』

これを知られると、周りの方たちが全力で止めようとするので、
今回も秘密のうちに決行です。

どのみち運転能力の確認試験を受けないと、二輪免許が失効しますからね。


当時は、教習所で大型二輪の取得が出来なかったので、
運転免許試験場で直接試験を受けます。
実は事故前にも限定解除の試験に挑戦しており、6戦全敗でした、、、

その教訓を踏まえて、今回は教習所で限定解除講習(任意練習なので講習ね)を受けて、
750ccの試験車両に慣れてから、再挑戦です。

ところが教習所を探して見ると、
基本的に障害者を受け入れてくれる二輪の教習所が無いのです。

わずかに『既に中型免許を持っていて無改造の教習車に乗れればOK』という、
条件付の教習所は一箇所だけ在りましたが、
結局、通い始めたのは当時、限定解除の名門だった都民自動車教習所で大型教習を受けました。
もちろん講習中の事故、怪我は自己責任の条件付です。

vfr750k-1019-mini.jpg
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府中試験場の試験車両は「VFR750」と「FZX750」

なんでライディングポジションも操作性も全然違う2台で試験するかなー。
受験当日にならないと、どちらで試験するか分からないので、
事前に乗りなれておかないと、合格するのは無理。
きびし過ぎます。

もっとも、本試験の前の事前検査の方が大変だったのですが、、、

事前審査は、この3項目。
・8の字押し歩き
・車体引き起こし
・センタースタンド掛け

下の2つは膝・腰を使って持ち上げるので、練習すれば片腕でも平気です。
私は車体引き起こしの時に、起こした後に勢い余って反対側に倒しました(笑)
やり直しで成功だったのでOKでした。

大変だったのが、8の字押し歩き。
ハンドルを腕力でフルロック、腕と腰でバイクを支えて押します。
右回りは右腕をハンドルに添えてるだけなので楽です。

辛いのが左回りの時。
右腕が伸びきって力が入らないので、
左腕でハンドルロック、腰で車体を支え、右腕で後方のフレームガードを引っ張って左旋回。
そろりそろりと超ゆっくり前進。ツライツライ。

凄く時間もかかったし変則的な方法でしたけど、
結果的に合格が出ました。
事前検査の判定基準が『出来れば合格』と手段は問わないのでセーフでした。
昔はかなりアバウトだったからなー。
今はどうなっているのだろう?


あー本試験の話も書こうと思ったのに、すでに長文になってる、、、
一旦区切って、本試験の話は次回に続きます。

それでは、また次回!
 
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